逸ノ城が大ブレイク中です。
この九月場所では優勝こそ逃したものの
13勝2敗という好成績。
新入幕で横綱と優勝争いというのは新人ばなれしています。

遊牧民の子どもに生まれて、
生まれたときは体重5000グラム。
馬の乳2リットルを飲んで育ち、
水を汲みにバケツ何往復もしていたというのが、
もう日本の日常生活ではありえないストーリーで、
すでにレジェンド化しつつあるように思います。

優勝したら100年ぶりの記録だったらしいですが、
今年は逸ノ城といい、錦織圭といい、
常識破りの快挙を成し遂げるやつらが登場して、
大きな変化の前触れなのかもしれません。

身長192.0cm、体重199.0kgとデカい身体は
それだけでヤバい感じが満載ですが、
何といっても注目すべきはあの「ロン毛」でしょう。

もちろんマゲがまだ結えるほど長くないからロン毛状態なのですが、
それこそモンスターたる証明、
非常に短期間で駆け上がってきた逸材としての証だと思います。

あのロン毛で戦う姿はヒールな感じがものすごいですね。
相撲というよりも格闘技のファイターとか、
世紀末に暴虐の限りを尽くす組織のメンバーみたいなヤバさがあります。

モンゴルの平原からやってきた最終破壊兵器、みたいな。

それだけに、
九州場所で初マゲ披露の予定が、
髪がまだ短くて結えないということで
延期になったのはうれしいニュースです。
可能であればこれからずっとロン毛状態で土俵に上がってほしい。

遠藤もマゲを結うまでは相撲界のイケメンという感じで、
存在感があったけれど、
マゲを結ってからは個性という点では目立たなくなり、
成績もぱっとしないですから。

いっそのこと、
大相撲全体でマゲを結うのを止めちゃったらどうか。

やっぱり相撲が若い人にいまひとつ人気がないのは、
どこか古臭いイメージがあるからだと思うのですが、
その古いイメージの象徴があのマゲにあるのではないでしょうか。

相撲という競技の特性上、どうしてもマワシは必要ですが、
マゲはあんまり関係ないじゃないですか。

みんながロン毛、スキンヘッド、モヒカンとかにしたら、
一挙にキナ臭さが急上昇して注目度がアップすると思います。

本名は「アルタンホヤグ・イチンノロブ」というらしいですが、
シコ名も「イチノジョー」とか「Ichino-Joe」に改名すればいいと思う。

優勝したらパレードはぜひ
鋲を打った革ジャンにチェーンをジャラジャラぶら下げて、
オープンカーの周りにハーレー数十台を従えて
デスメタルを大音響で鳴らしながら練り歩いてほしい。