いすみ鉄道のようなローカル線に乗って窓の外を見ていると
撮り鉄の人たちが何人も電車にレンズを向けているのを、
見かけることがあります。

遠目からでもかなりいいカメラとレンズと使って、
ちゃんと三脚を立てて撮っているので、
いい写真を撮るのに命をかけているんだろうな。

その中にはプロもいるんだろうし、
アマチュアでレベルはほとんどプロに近い人もいると思います。

そんな中に、
撮り鉄の初心者がコンデジを持って入っていくのは、
けっこう勇気が必要だったり、
気後れしたりするのではないでしょうか。

Mr.aokenという方のツイートが話題です。

★昔コンデジで撮り鉄してた時に「コンデジなんです、すみません」と隣で撮ってた一眼おじさんに言った時に言われたこと。「自分のカメラを好きになれない人にいい写真は撮れないし、人のカメラを貶すような人の写真には価値はない。君のカメラはいいカメラだよ」この言葉を今でも忘れない。★

というツイートがめちゃくちゃリツイートされているみたいです。

「自分のカメラをすきになれない人にいい写真は撮れない」
というのは、たしかにそうかもしれない。

そのカメラの画質や機能をまず知るためにいろいろ撮影してみる。
そして、その性能を最大限に引き出すには
どんな風に撮影すればいいかと考えますよね。
その結果、いい写真が撮れればそのカメラが好きになるし、
好きになればさらにいい写真が撮りたくなります。

「人のカメラを貶すような人の写真には価値がない」

カメラに限らず、
その人が気に入って使っている道具には、
それを選んだ理由があるはずです。

値段で選ぶということももちろんあるけれど、
大抵のカメラは設定された値段やスペックの範囲で、
どうすればキレイな画が撮れるのか
研究されて開発されているはずなので、
あとは、同じ値段の範囲内でどれを選ぶのかに、
その人の志向や好みが反映されますよね。

だからこそ、
そのカメラを使って撮った写真にはその人が表れる。

でも、他人のカメラを貶す人というのは、
人間とカメラの関わり方に対する認識が浅いので、
自分のカメラでさえ性能の引き出すことができないし、
本当は自分が撮りたい写真がどんなものかもわかっていない。
そんな人が撮影した写真に価値はないですよね。

「君のカメラはいいカメラだよ」
というのは、
カメラの値段や性能に頼るんじゃなく、
自分でそのカメラの性能を引き出せるように
腕を磨けという意味なんでしょう。

Mr.aokenさんの「コンデジですみません」という言葉に
とっさに深い言葉で返せるこの人は、
写真もカメラも鉄道もどれも大好きで、
撮り鉄をするなかで、
いつもいろんなことを考えている人なんだろうと思います。